【先にまとめます】
「ラクをする系」のものに長い期間頼ってしまうと、体が怠けてしまって、取り返しがつかなくなる可能性があります。
世の中は、美容・健康系の商品、サービス、コンテンツであふれています。
中には素晴らしい情報や商品もあると思いますが、やはり玉石混淆。
しかも、質の低いもののほうが圧倒的に多いと感じます。
そういうものに流されないようにするには知識武装するしかないんですが、それはめんどうですよね???
なので、良いものと悪いものの、ザックリの見分け方を解説してみようと思います。
むくみの主な原因と、その解決策
【主な原因】
①ミネラルのバランスがくずれている
②肉体的または精神的なストレスが多い
【①の解決策】
・塩分の摂取を控える
・カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛の摂取(アボカド、ホウレンソウなど)
【②の解決策】
・少しきつめの運動習慣
・2週間に1度はしっかりと休息をとる
・自然に触れる
至ってシンプルですね。
これ以外にも原因を挙げるとしたら内臓疾患と薬の影響くらいで、その場合はむくみに痛みが伴うことが多いようです。
そういうときは一度、専門医に受診をオススメします。
解決策も非常にシンプルで、健康の三原則である運動・栄養・休養です。
むくみの「常識」について
巷でよく言われる「老廃物が!」とか、「セルライトが!!」とか、「リンパが!!!」みたいな話はぜんぶ科学的根拠が乏しいです。
中には論文だの医科学的研究結果だのを持ち出すエステティシャンさんとかその他美容系販売員さんがいらっしゃいますが、質の高い論文(メタ分析)では、今のところそういった発表はないようです。
こういうのは企業が自分たちに都合よく作るケースが多いので、単純に論文だからとか、学会で発表されたからとかっていうのはまったく根拠になりません。
論文の質についてご興味ある方は「心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門(原田隆之 著)」の第3章と第5章だけでも読んでみてください。
要は、美容・健康系(サービスも物販も)はどれもこれも売り方がえげつないので、騙されないように気を付けましょうということです笑
一時的な変化と本質的な解決
ついでに解説しておくと、リンパマッサージや着圧靴下なんかは、一時的な変化が見込めます。
他の人や道具が手伝ってくれるので、ラクでいいですよね。
ただし、常用するととんでもないことになるのであまりオススメはしません。
解説します。
人間の体は本来、適応する機能が備わっています。
たとえば
A:東京から雪国に引っ越したら、最初は寒くて震えてたけどだんだん慣れてきた
B:運動してたら体力がついてきた
といった機能のことです。
この場合、「寒い」と「運動」は、体にとっては『負荷(ストレス)』になります。
継続して負荷が与えられていると、徐々にこの負荷に耐えられるようになるんですね。
では、負荷がなければどうなるでしょう?
実は、こちらも適応していきます。
先ほどの例で言えば、
A’:雪国からまた東京に戻ってきたら、しばらく寒さに強かったのにだんだん弱くなってきた
B’:運動をやめたらまた体力が落ちてきた
という感じです。
誰にでも経験があるのではないでしょうか???
つまり、リンパマッサージや着圧靴下を常用してしまうと、体がラクをしてしまうので、本来持っているはずの体液循環の性能がどんどん低下していく、ということですね。
一時的な対処法は、パーティーの前日とか、どうしてもツラいときなんかに限定して、基本的には運動・栄養・休養で本質的な解決を目指すのがいいかと思います。
まとめ
人間の体は、日常的にどんな負荷を与えるか?与えないか?によって、性能が向上したり低下したりします。
(関連記事⇒ [習慣]あなたの習慣をつくっている『3つの要因』とは?①)
『低下』と言うとネガティブなイメージですが、要は効率化のための省エネです。
現代の便利な社会だと、体が省エネすぎると脂肪燃焼できなくなって肥満になりやすいですから、上手く負荷をかけておかないと大変なことになります。
もちろんだれだってストレスがイヤなのはわかってますので、そんな方はぜひコチラを読んで、本質的な解決を目指してみてくださいね。
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