先にまとめます
あなたの習慣は、良くも悪くも『物』と『人』と『状況』から無意識のうちに影響を受けています。
人間の行動習慣は、無意識のうちに"3つの環境要因"から強い影響を受けています。
具体的には『物』、『人』、『状況』です。
今回は『物』と『人』について解説します。
『物』があなたに与える無意識の影響
まずは『物』について。
生活導線上にある『物』が、行動を導くことはよくありますね。
たとえば、
・部屋にヨガマットを敷いてあるので、ヒマがあれば体を動かしている。
・デスクが整理整頓されているので、出社するとすぐ仕事のスイッチが入る。
・常にお菓子がストックしてあるから、つい食べてしまう。
こんな感じです。
なんとなくわかりますよね。
良くも悪くも、身の回りの『物』が行動をだいたい決めているんです。
『物』に飽きたり慣れたりすることで行動に変化が出ることもあります。
その場合は、だいたい良い行動習慣がなくなるパターンですね。
あまり望ましくない行動習慣は、比較的ダラダラと継続していくようです。
『人』があなたに与える無意識の影響
次に『人』。
同じように、生活動線上にいる『人』が行動を導くこともよくあります。
たとえば、
・職場の人たちがみんな読書家なので、自分も本を読むようになった。
・よく授業をサボる友人と仲が良かったので、一緒にサボっていた。
・家族がTV好きなので、つい一緒にダラダラと観てしまう。
『人』の場合は『物』よりも影響力が強いかもしれません。
しゃべるし。
そして、だいたい意思が強い方の『人』に巻き込まれますね。
「ヒマだし腹筋でもやろうかなー」という人は、「そんなのめんどくさいからTV観ながらお菓子食べようよ~」という人に巻き込まれやすいのではないでしょうか。
反対に、「ヒマだしTV観ながらお菓子食べよっと」という人は、「そんな生産性のない不健康な時間を過ごすのはやめて、一緒に腹筋やろうよ!※」という人に巻き込まれそうです。
※余談ですが、たぶん実際にそんなこと言われたらムカつきますね笑
性格によっては「意地でもTV観ながらお菓子食べてやる!」みたいに意思が強くなるかも(ブーメラン効果)。
まあでも、それもある意味影響を受けている、ということですね。
まとめ
これは結構深いテーマなので、ひとまずザックリ解説しました。
行動経済学という学門の中ではこういうことがたくさん研究されていて楽しいです。
僕が行動経済学に興味を持った理由は、習慣をコントロールするためにとても役立つから。
深く理解できれば健康だけではなくて、それこそ人生が変わります(人生の全行動の約40%は習慣だそうです)。
機会があればぜひ、
ダン・アリエリー
≪予想どおりに不合理≫
の7章と9章だけ読んでみてください。
両方で50ページくらいしかないですが、衝撃的な気付きが得られるかもしれません。
得られなかったらごめんなさい笑
というワケで。
次回は続編、『状況』についてザックリ解説していきます。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
[習慣]あなたの習慣をつくっている『3つの要因』とは?②