【先にまとめます】
健康行動の習慣がない方は、行動ベースではなく、感情ベースで決めたほうがいいです。
「ダイエット成功のカギ(KFS)を一言でいうと???」
と聞かれたら、今は
健康行動の習慣化
と答えると思うんですが、そんな月並みな言葉はたぶん誰にも響かないんですよね。
同じようなこと言ってる専門家っぽい人たちはいっぱいいるし。
それに、「こうやって習慣化しましょう!」、「これを習慣化しましょう!」みたいなコンテンツもググればいくらでも出てくると。
そういうフィールドで僕だから発信できることっていうのは、行動(Action、方法論みたいな?)の話じゃなくて、思考(thought、捉え方?)の話じゃないかなと思ってます。
で、これまた色んな人が思考とか脳とかマインドとか言ってるわけで、なんかもうぐちゃぐちゃなんですけど笑、もうちょいハッキリ言うと、行動経済学から考えるダイエット(健康行動)です。
完全に独学ですが、盲信するDaiGoさんとかパレオさんが紹介された本をけっこう読んでみて、行動経済学とダイエットってすごく相性がいいと感じたんですよ。
なのでそこに特化してやろうじゃないかという中年トレーナーの目論見でした。
ピンポイントすぎですね。
そんなスタンスの僕が最近読んだこの本がヤバかったので、テイスト拝借してブログ書いてみました。
解決すべき課題(Issue)は何か?
超・根幹の話なんですけど、案外ここが難しいです。
そして重要。
「私は目的がハッキリしてるから」とか、「問題はわかってる」という方も多いでしょう。
トレーナーさんだったら、「もちろん最初のカウンセリングで明確にしてる」とか、「きちんとクライアントの課題を理解していて、指摘もできている」と思われるのではないかなと思います。
ダイエットの目的はみなさんそれぞれです。
そして自由ですよね。
じゃあ、ダイエットの解決すべき課題ってなんでしょうか?
「体重を〇〇kg落として□□kgになること」ですか?
「お尻の筋肉が弱いので毎日運動して筋量を増やすこと」ですか?
「健康的な食習慣を手に入れること」でしょうか?
すでに毎日の運動習慣や、健康的な食習慣(健康の定義は置いといて)を持っている方はいいんですけど、そうじゃない方はこれだとズレているかもしれません。
なぜなら、
・体重を落とすこと
・毎日運動すること
・健康的な食事をすること
これができないから困ってる人って多くないですかね??
だとしたら、「じゃあなんでこれができないんだろ?」っていうところが解決すべき課題なんじゃないかなと個人的には思います。
判断基準がズレている
そういう前提で考えると、多くの方に共通するダイエットの解決すべき課題って、僕は
判断基準がズレている
ということだと思うんです。
体重を落とすために、何をしようと判断したのか。
毎日やる運動を選択するために、どう判断したのか。
何が健康的な食事だと判断したのか。
ここがズレてるんじゃないか?ということです。
たとえば。
Aさんは金子賢になるために毎日運動することが目的なのに、それがなかなかできません。
Aさんは、なぜ毎日運動することができないのでしょうか?
「理想が高すぎるから」でしょうか?
「意志が弱いから」でしょうか?
「やる気がないから」でしょうか??
僕は、Aさんが感情ベースではなく行動ベースで判断しているからだと思います。
ちなみに行動ベース感情ベースって言葉があるかどうかわかりませんが、keeepでは
■行動ベース…取り組み内容や方法論を基準とすること
■感情ベース…その行動に対するストレスレベルを基準とすること
と勝手に定義してます。
さて、この場合Aさんは、運動というものを、「〇〇〇しなければならないこと」と捉えている(もしくは指導されている)可能性があります。
で、その「〇〇〇(たとえばスクワット30回5セットとか、60分走るとか)」という運動に対する、Aさんのストレスレベルが高いと・・・いずれやりたくなくなるに決まってますよね???
だから僕は、行動ベースではなく感情ベースで判断をして、ストレスレベルの低い取り組み内容を選択することが大事だと思っています。
感情・行動・結果のバランス
これってすごく当たり前な話なんですけど、中には
「金子賢になるためには、毎日スクワットいちまんかいくらいやらないとダメに決まってる!」
みたいなことを感じる方もいらっしゃるかもしれないですね。
色々なご意見あるかと思いますが、僕は
『やらなければならないこと』を「今すぐやる」のではなく、「ハードルを下げまくったところから少しずつステップアップして、徐々に『やらなければならないこと』に近づけていく」ことが大事
だと思っています。
もちろん大会とか撮影とか結婚式とか、短期的な期限がある目的の場合は別で、中長期的な目的の場合ですね。
そういう場合、いくらやらなければならないことでも、現実的に継続できなければムダになることが多いので。
「そうは言っても、結果が出なければ意味がない!」
その通りです。
なので僕は習慣化を、3つのフェーズで考えています。
■第1フェーズ:つくる
■第2フェーズ:育てる
■第3フェーズ:増やす
新しい習慣をつくるのってめちゃくちゃ大変じゃないですか。
だから僕がお手伝いするときは、第1フェーズではつくることに専念して、結果は考えないようにアドバイスさせてもらってます。
結果は第2フェーズ以降で考えるんですね。
このとき、感情ベース、行動ベースに加えて、結果ベースの判断基準も出てきます。
感情・行動・結果のバランスが
あなたの健康観
であり、最終的な判断基準になりますが、長くなったのでこれはまた別の記事で解説します笑
まとめ
まとめます。
【対象】
中長期的な目的があって、健康行動の習慣がない方
【ダイエット成功のための、健康行動の習慣化3つのフェーズ】
・第1フェーズ:つくる ←今回の話はココ
・第2フェーズ:育てる
・第3フェーズ:増やす
【第1フェーズの取り組み内容の判断の仕方】
行動ベースではなく感情ベースで決めて、ストレスレベルの低い取り組み内容を選択すること
※判断基準とは?
・行動ベース…取り組み内容や方法論を基準とすること
・感情ベース…その行動に対するストレスレベルを基準とすること
・結果ベース…その行動から得た成果を基準とすること
※健康観とは?
行動・感情・結果のバランスが、「ちょうどいい」と感じるポイント
つまり、「金子賢になりたいなら毎日スクワットいちまんかいしなければならない!」ではなくて、「金子賢になるために、とりあえず毎日スクワット5回からなら始められそうだ」というイメージです。
第1フェーズでは結果ベースで判断しないので、感情ベースで判断した取り組み内容であれば、どれだけハードルを下げても構いません。
一瞬伸びをするだけだって全然OKなんです。
ということで、以上がkeeepでオススメする、ダイエットの成功率が爆上がりする、取り組むべき内容の決め方でした。
運動法とか食事法といった行動ベース的なメソッドは、今の時代いくらでも無料で手に入ります。
だからこそそれらを判断し、選択することが重要です。
判断と選択のポイントは、あなたのストレスレベルです。
「今のあなた」にピッタリ合った取り組み内容が現実的な継続率を高め、それと比例して目的達成率も高めますよ。
ぜひ一度、じっくり自分と向き合ってみてくださいね。
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